【易占い養成】地水師が出たときの「相手の気持ち」|初心者占い師のための鑑定ポイント|占い師あきのさくらブログ

こんにちは、あきのさくらです。

私は算命学を学び鑑定して30年、これまでに3万人以上の方の人生に寄り添ってきました。
現在はオンライン鑑定や占い講座を通じて、未来をより良く生きるお手伝いをするとともに、
占いで自立したい女性の育成にも取り組んでいます。

今日は易の卦のひとつ「地水師(ちすいし)」について、「相手がどう思っているか」に特化して解説していきます。

恋愛や人間関係のご相談では、「あの人は私のことをどう思っているのか?」という質問がとても多いですよね。
そのときに地水師の卦が出ると、初心者占い師さんの多くは「戦い」や「困難」といった表面的な意味で伝えてしまいがちです。

ですが、本来の地水師は、相手の気持ちを「試練」「真剣勝負」「信頼を試す場」として表しているのです。
この卦をどう読み、どう伝えるかで、相談者にとって鑑定の価値が大きく変わります。

今日は、相手の気持ちを占う際に地水師が出た場合の解釈と、初心者占い師が押さえるべき鑑定のポイントをお伝えします。


1. 地水師が示す「相手の気持ち」とは?

地水師は、地(大地=受け止める)と水(流れ・困難)が組み合わさった卦です。
その象意は「戦いに挑む」「困難を共に乗り越える」といった意味を持ちます。

相手の気持ちに当てはめると、次のように解釈できます。

  • 簡単に心を開かない
    相手は慎重で、すぐに気持ちを明かすわけではありません。

  • あなたを試している
    関係を続ける覚悟や信頼があるかどうか、あなたの姿勢を見ています。

  • 共に困難を乗り越えたいと思っている
    軽い関係よりも「本気の関わり」を求めている気持ちが強い。

つまり地水師は、「相手が本気だからこそ慎重になっている」ことを示しているのです。


2. 初心者占い師が鑑定で注意すべきポイント

初心者の方がやりがちなのは、「戦い=相手は敵意を持っている」と短絡的に解釈してしまうことです。
これでは相談者を不安にさせてしまいます。

代わりに次のように伝えることを心がけましょう。

  • 「相手は真剣に考えているからこそ、慎重に構えているのです」

  • 「今は試されている時期。焦らず、誠実に向き合うことが大切です」

  • 「軽い気持ちで近づくと、相手は壁を作ります。本気でいることを示してください」

このように伝えれば、相談者は不安ではなく「どう関わればいいか」というヒントを受け取れます。


3. 事例:地水師が示した「相手の本心」

ここで、実際の鑑定事例をご紹介します。

30代女性の相談。
「交際中の彼が、最近距離を置いている気がする。もう気持ちが冷めたのか不安です」という内容でした。

卦を立てると、地水師が出ました。
私は彼女にこう伝えました。

「彼は冷めたのではなく、むしろ本気だからこそ真剣に考えているのです。
あなたとの将来をどう築いていくか、自分なりに戦っている時期です。
今は彼を急かさず、あなた自身が誠実に支える姿勢を見せることが大切です。」

彼女は安心し、「彼に重荷をかけすぎないようにします」と心を整えました。
数ヶ月後、彼から結婚を前提にした真剣な話をされたと報告をいただきました。

地水師は「冷たい」卦ではなく「真剣な関わり」を意味するのだと、改めて実感した出来事でした。


4. 「相手の気持ち」を伝えるときの工夫

初心者占い師の方にお伝えしたいのは、「卦の意味をそのまま言うだけでは相談者には響かない」ということです。

相手の気持ちを問う場面では、

  • 「なぜその態度なのか」

  • 「どう受け止めればいいのか」

  • 「これからどうすればいいのか」

この3つを相談者に伝えることが大切です。

地水師なら、

  • 態度 → 慎重で試している

  • 受け止め方 → 本気だからこそ

  • 今後 → 誠実さを見せていく

という流れで話すと、相談者は腑に落ちやすいのです。


5. 占い師自身も「地水師」を体現する

実は、占い師自身も地水師の姿勢を持つ必要があります。
相手の気持ちを占うとき、「伝え方」という戦いを避けてはいけません。

不安を煽るのではなく、真実をどう希望につなげるか。
それは、まさに占い師の「修練」そのものです。

初心者の方にとって、地水師を学ぶことは「相談者と本気で向き合う覚悟」を学ぶことでもあるのです。


まとめ

地水師(ちすいし)が「相手の気持ち」で出たとき、相手はあなたに対して

  • 本気だからこそ慎重になっている

  • 信頼できるか試している

  • 共に困難を乗り越えたいと考えている

という状態を示しています。

初心者占い師は「戦い=不安」と短絡的に解釈せず、

  • 真剣さの表れであること

  • 誠実さで応えることが大切であること
    を相談者に伝えるようにしましょう。

これができると、相談者は安心し、希望を持って前に進むことができます。

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地水師が教えるように、“師”と共に学ぶことが、あなた自身を大きく成長させるのです。

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