「易」をもっと日常に
宿命鑑定家 あきのさくらです。
私が用いる占術の1つに「イーチンタロット(易)」があります。
この占術をもっと身近に感じていただけるよう紹介してまいりたいと思っております。
気楽な気持ちで読んでいただけたら幸いです。
毎日を軽やかにする「易」の知恵
〜初心者女性のためのやさしい活用ガイド〜
忙しい毎日の中で、「どうしよう…」「タイミングが合わないな」と迷ったり、モヤモヤしたりすることはありませんか?
そんなときに、昔から東洋で使われてきた「易(えき)」の教えを日常に取り入れると、不思議と心が軽くなり、選択もスムーズになります。
「易」と聞くと、難しい漢字や占いの道具を想像するかもしれません。ですが、本来の易は“自然の流れを読み、うまく乗って生きるための知恵”です。恋愛、仕事、人間関係、家事の進め方まで、毎日に応用できます。
今日は、初心者でもわかりやすく、女性の日常に役立つ易の使い方をご紹介します。
1. 易は「天気予報」みたいなもの
易は、未来を100%決める「予言」ではなく、これからの流れを示す「天気予報」に近い存在です。
たとえば天気予報で「明日は雨」と聞けば、傘を用意しますよね。それと同じで、易が「少し慎重に」と教えてくれたら、行動を控える。逆に「流れに乗ってOK」なら、一歩前へ出る。
この“流れを知って備える”という考え方は、無駄な不安や焦りを減らしてくれます。
2. 「変化は自然」だから迷わなくていい
易の根本にあるのは「すべては変わる」という考えです。
天気が毎日変わるように、気持ちも状況も変わります。だから、「今は停滞してる…」と思っても、それは永遠ではありません。
たとえば仕事でチャンスが来ないとき、「ダメだ」と諦めるのではなく、「今は準備の時期」と捉える。恋愛で距離ができたときも、「お互いの時間が必要」と見守る。この柔らかな受け止め方が、心の余裕を生みます。
3. 易を日常で使う3つのステップ
占筮(せんぜい=易の占い)を本格的に学ばなくても、日常に活かすことはできます。ポイントは次の3つ。
ステップ1:状況を客観的に見る
「今の自分はどんな天気?」と考えてみましょう。
・スムーズに進んでいる(晴れ)
・停滞気味(曇り)
・注意が必要(雨)
これを自分なりに感じ取るだけで、無意識に行動が整います。
ステップ2:流れに合う行動を選ぶ
晴れの日には、新しいことや挑戦を。
曇りの日には、準備や情報収集を。
雨の日には、静かに休み、足元を固める。
この「流れに合わせる」という考えは、頑張りすぎや空回りを防ぎます。
ステップ3:小さな実験をする
「今日は雨だから、あえて外に出ない」「今日は晴れだから、友達に連絡してみる」など、小さく試します。結果を見て「やっぱり流れに合ってた」と実感すると、易の感覚が自然と身につきます。
4. 女性におすすめの易的マインドセット
易は占いだけでなく、生き方のヒント集のようなもの。特に女性の毎日に役立つ考え方を3つ紹介します。
-
急がず、焦らず
季節が巡るように、物事には順番があります。花が咲く前に無理やり蕾を開こうとしないように、タイミングを信じること。 -
変化を楽しむ
ヘアスタイルやファッションを変えるように、人生の変化も新しい自分に出会うチャンスと捉えましょう。 -
引く勇気も大事
流れが悪いときは、あえて動かない選択を。これは逃げではなく、次の追い風を待つ準備期間です。
5. 易をもっと身近にする工夫
本格的な易占いを学びたい方は「易経(えききょう)」という古典を参考にするのも良いですが、まずは生活の中で試してみることが大切です。
・日記に「今日の天気(心の)」を書く
・手帳に「晴れ/曇り/雨マーク」をつける
・週の始まりに「今週はどんな流れ?」と自分に質問する
こうした小さな習慣が、自然と“流れを読む目”を育てます。
まとめ
易の教えは、未来を当てる魔法ではなく、「自然と調和して、自分らしく生きるためのコンパス」です。
女性の日常に取り入れると、無理に頑張らなくても流れに乗れるようになり、結果的に物事がうまく運びます。
今日から、「今の流れは晴れ?曇り?雨?」と、自分の心の天気予報をチェックしてみましょう。
きっと毎日が、もっと軽やかに、もっと優しく動き始めます。
次回から64卦を1枚1枚丁寧に身近に使えるよう解説していきたいと思います。
(毎週日曜日にアップの予定)
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