占い師のお仕事:私の経験談
本日も私のブログを読んでいただきありがとうございます。
占い師になったばかりの頃の話。
延々と愚痴をこぼすお客様に捕まったことがあります。
鑑定料金は時間で計るので
お店にとってはそれほど痛いお客様ではなかったのですが・・・。
出口の見えないお客様の愚痴に対して
私は頷くしか方法はなく・・・。
しかもそのお客様は40代半ばの男性で
仕事も結婚も思い通りにならない・・・という愚痴。
当時の私はその男性よりも若かく、
「とんでもないお客が来た」と思ったのでした。
挙句、そのお客様は占いに対しても「文句」を言い始め・・・
私が「何か占いをやりましょうか」と促せば
激怒しそうな目で私の顔を見るわけで。
じゃぁ、なぜ占いの席に座っているんだ?と言ってやりたかったものの
当時の私はまだ「初々しさ」があったものだから、そんなことも言えず・・・。
で、結局「手相」を拝見するまでコミュニケーションをとることまで
いって、私がそのお客様の手の相を基本通りに「説明」すると・・・
『あんた、当たってるね!』と。
(いやいや・・・基本的な手相を読んだだけですが・・)と思いつつ。
それからそのお客様の機嫌が少し良くなって
最終的に「算命学」まで受けてくださるまでに。
そのお客様とはそれっきりお目にかかることは無かったのですが、
今思えば、初心者の私がそんな完璧な占いができたとは思えないので
そのお客さまの機嫌が直って占いを受けてみようと思わせたのは、
お客様の愚痴を「黙って」聞いていた時間があったからなのではないかと思うのです。
占い師の役割に「聞き役」という役割もあると思うのです。
当てたから偉いというものでもないのが占い師の仕事です。
もっともこれはちゃんと占いができた占い師であれば許されることですが。
そしてこの『聴く』という行動の一つに《沈黙して聴く》という技術があります。
意外とこの「沈黙」という行動は難しいのです。
時々占いを勉強しようか迷っている人から
「私は話すことが苦手で、占い師には向いてませんよね」と、おっしゃる方がおりますが、
まったくそんな事はなく、むしろ私から言わせれば【沈黙は金なり】と思うわけです。
過去に喋り過ぎてお客様を怒らせたり、
ケンカしている占い師を何度かお見受けしたこともありました(苦笑)
ぜひ「黙って聴く」というスキルを身に着けることを普段から練習してみては
いかがでしょうか。
案外、家族とのコミュニケーションがうまくいくカモしれませよ。
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