占いの押し売り?
本日も私のブログを読んでいただきありがとうございます。
占い師になりたての頃から気が向けば行っていることがあります。
『他の占い師に鑑定してもらうこと』
東京に住んでいた頃は占いの館が多かったので
クチコミをみたり占い師仲間の評価を聞きながら
鑑定してもらうことがありましたが
現在仙台に来てからというものコロナのことのあり
すっかり足が向かなくなっておりました。
(私のところに同業者が来ることは日常茶飯事でした)
私が他の占い師さんに鑑定してもらう目的は3つ。
1 敵情視察(ライバルと思えるような人のレベルを把握する)
2 現在の自分のスキルのレベルを把握する(自分が未熟と思えることもあるので)
3 占術の流行を把握する(これは色々な意味があります)
先日、私が知らなかった商業施設に占いの館があるという情報を聞き
ちょっと興味をもってさっそく行ってみることに。
年齢もわたしより上の方で占術も私と同じようなものだったので
久しぶりの占いにワクワクして入店。
占ってもらうことは・・・
『今持っている株を売っても大丈夫かイーチンタロットで占ってほしい』とオーダー。
その占い師さんは
「タッロトカードより運気を視るのが先だからタッロトカードは最後に」と
開口一番に私のオーダーを全否定。
これにはさすがに面食らいました(苦笑)
まぁ・・・それも一理あるかと自分を納得させて
命術で鑑定してもらうと・・・
しかし、その占い師がパソコンを開けて私の生年月日を入力。
パソコン(アプリ?)をガン見しながら・・・
「貴女、最近調子よくないわね」と、はじまり・・・
健康やら家族のことなど聞いてもいないことをパソコンの情報を読み上げ始めた。
これにはさすがに笑いを隠せない。
(アプリの情報を読む占いって・・・)
マスクのおかげで私の苦笑いは相手に伝わっていないのが幸い。
で・・・私が再度
「株は売っても大丈夫ですか?」と問えば
占い師は
「今のこのご時世よ、持っていた方がいいんじゃないの」と。
いやいや・・・
世間話をしに来たわけではないんですが。
戦争があるからどうのとかではなく
占い的に売ったらどうなるかと聞きたいのだけど(苦笑)
そしてその占い師・・・
「はい、手をだして」と。
どうやら手相を視るらしい・・・。
いやいや・・・これには参った。
手相に「株を売ったらどうなるか」なんて鑑定できるわけないのに。
案の定、占い師は
「貴女、ストレスあるわね」と。
そりゃ、今がまさにそのストレスだわ(苦笑)
ご丁寧に「出会いもまぁまぁね」と結婚線を指して言う。
(え?そんなこと聞きました?)
時間も迫ってきたので
業を煮やした私は
「すみません、株を売ったらどうなるかイーチンタロットで見ていただけませんか」と。
するとその占い師、
「貴女珍しいわね、このタロットカード人気がないのよ、それでも見たいの?」と。
爆笑です。
勘弁して・・・。
看板の占術に「イーチンタロット」と書いてあるのに。
そこを堪えて私も食い下がります。
「ぜひ見ていただきたので」と。
占い師はやっとイーチンタロットを袋から取り出しシャッフル。
イーチンタロットは全部で64枚あるのですが
彼女はテーブルの上に20枚ほど並べたカードを見て
「売るのは良くないね、やっぱりまだ持っていた方がいいんじゃない」と。
私も黙っていられなくなり
「それはどのカードがそう言っているんですか?」と。
彼女は20枚の中でもっとも絵柄がネガティブ的なもの選んで
「これが出てるのよ、わかるでしょ」と。
いやいや・・・そんな鑑定って・・・ない。
時間も経ったので鑑定を終え、
最後に彼女が私に放った言葉は
「株なんかじゃなくちゃんと仕事したほうがいいのよ」と。
いやいや・・・そんな仕事の鑑定も聞いてないけどね。
結局、私が保有している株は売却しないほうが良いのか?
まったく判断できない占いでした。
ちなみにイーチンタロットは「易」が元になっているもの。
易は株の売買も占うことができるものです。
なのでイーチンタロットで株の売買の鑑定をやってほしいというオーダーは普通のことです。
イーチンタロットが人気がないというのは「ちゃんと占っていない」から。
ちゃんと占いができないのは「ちゃんと教える人」がいないから。
なので
やっぱりちゃんとした占いを教えていかなければと
改めて思った経験でした。
それにしても敵情視察は面白い。
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