この仕事は「いたしません!」

本日も私のブログを読んでいただきありがとうございます。

以前、電話の仕事をやっていた時期がありました。
修行の時期と思ってどのようなご相談にもお答えします・・・という
スタンスで頑張ってお仕事をさせていただいておりました。

しかし・・・

数か月たって、その熱意が崩れはじめてきたのです。
その理由が私の描いていた「占い師」の仕事とはかけ離れていたこと。

そもそも私が描いていた占い師はお客様の悩みに的確にお答えできる
ちゃんとした占い師・・・だったのですが
電話占いでのお客様のご相談は必ずしもそれを求めるわけではなく・・・
むしろ「欲しい言葉」を強要してくる「圧」を感じるようなことが
8割くらいの割合で遭遇してきたので非常に心が折れるという経験をし
理想と現実のギャップを感じ、早々に電話占い会社での仕事を辞したというわけで。

ただ・・・その環境で二度とやらないと決めたきっかけは別にあって・・・。

ある日の夜中2時の入電のお客様からのご相談が辞めるきっかけとなりました。
それが後にも先にもお客様から受けたもっとも強烈な経験でした。

お話しする雰囲気が少し暗い印象を与えるお客様で
自分にふりかかるある「力」に悩んでおり、それを解決してほしいという内容でした。

その「力」というものが『生霊』ということ。
しかもそれが憑依して日々苦しめられているいるので何とかしてほしいということ。
つまり私にその現象を「除霊」してほしいということらしく。

私とししてはもっとも真逆な分野で不可能な力なのでお断りしたのですが・・・
その方は何を思ったのか・・・
断られていることを認識した途端に電話口で
『先生の部屋にもいますよ・・・』と語りはじめ
その様子を細かく話てくるのです。

とても不気味で今すぐにでも電話を切りたかったのだけど
電話会社のルールでお客様が話ている最中に占い師側から電話を切ってはいけない
というようなものあり、電話を切ることもできず・・・。

勿論、お客様が言うような状況は私の部屋では起こっておらず・・・
それでも時間帯からくるイメージとそのお客様の話すトーンが
その怖さを倍増させるので・・・

まじ、怖かった・・・。

今の私の年齢であればそんな事があっても受け流すこともできるかなと思うのですが
当時の私は若かったことと新人占い師だったこともありかなり凹んでしまったんです。

現在も電話の占いの会社には「除霊」やら「祈祷」をお願いされるお客様も多いかと
思うのですが基本的に占い師はそれを仕事にはしていない人が多いので
期待されない方がいいのかなとも思うのです。

勿論、私は「いたしません」

 

 

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